この記事でわかること
- インスタグラムマーケティングを始めたい
- インスタグラムマーケティングとは何か知りたい
- インスタグラムを始めるメリットは?
現代では、企業もプロモーションの一つとしてSNSを利用する時代ですが、今注目されているのがインスタグラムマーケティングです。
本記事では、インスタグラムマーケティングの始め方やメリット・デメリットを解説します。
記事後半では、インスタグラムマーケティングに成功した事例も解説するので、少しでも興味がある方は参考になるはずです。ぜひ最後まで読んでみてください。
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インスタグラムマーケティングとは
インスタグラムマーケティングとは、企業や個人が商品やサービスをプロモーションする手段としてインスタグラムを使用するマーケティングの手法です。
若い世代や女性に認知や拡大をしたい場合に効果が期待されます。
【ステップ別】インスタグラムマーケティングの始め方
ここからは、インスタグラムマーケティングの始め方を解説します。
具体的には以下のとおりです。
- 目的を決める
- KPIの設定
- 具体的なマーケティングを施策していく
それぞれ詳しくみていきましょう。
ステップ1.目的を決める
まずはどのような目的でインスタグラムを使用するかを決めます。
- 企業のブランディング力を上げたい
- 商品の認知力を高めたい
- サービスの利用者数を増やしたい
それぞれの目的に沿って取り組みます。
目的により施策が変わるため、ステップ1は重要です。
ステップ2.KPIの設定
次にKPIを設定します。
KPIとは、Key Performance Indicatorの略で、「重要業績指標」のことです。
つまり、目的を達成するための投稿数や更新頻度を数値化して設定します。

KPIを設定することで、結果が数値として現れてどの施策が上手くいっているのか上手くいってないのかがすぐにわかります。
KPIは目標達成をするための指針です。
ステップ3具体的なマーケティングを施策していく
KPIを設定したあとは、マーケティングを実行していきます。
投稿頻度を1日1回にするのか、広告を出稿してクリック率を測るのかなどを検討します。
ときには、インフルエンサーに依頼するケースもあるでしょう。
インフルエンサーは、消費者としての視点を持って商品・サービスを発信するため、リアルな情報をユーザーに届けられます。
商品やサービスの特徴に合わせてマーケティングを実施していきましょう。
インスタグラムマーケティングのメリット
ここまでは、インスタグラムマーケティングの始め方を解説しました。
ここからは、インスタグラムマーケティングのメリットを解説します。
メリット1.広告の露出する範囲が広い
インスタグラムマーケティングで広告を出稿する場合、露出する範囲が広いのがメリットです。
具体的には以下の場所に出稿できます。
- ストーリーズ
- フィード
- 発見タブ
- Facebook広告
- ゲーム広告

インスタグラムのプラットフォームはもちろん、インスタグラムはFacebookの子会社なので、Facebookにも出稿できるのです。
さらに、一部のスマホゲーム会社も子会社として加わっているため、ゲームアプリにも出稿できます。
インスタグラムマーケティングの一つとして広告を利用すると、露出できる場所が多いので認知力を高められます。
メリット2.無料で情報発信ができる
無料で企業のプロモーションや新商品の紹介ができます。
昔だったら一つのサービスを発表する手段は、TVCMを作ったり記者会見をしたりといった方法が主流でした。
しかし今では、SNSを使用して無料で誰でも発信できます。
ユーザーにとって有益な情報発信をすることで無料で企業のプロモーションが可能です。
メリット3.商品ページへ誘導できる
インスタグラムには、「ショッピング機能」というのがあります。
インスタグラムで紹介した商品をそのアカウントのショッピング機能から購入できるため、店舗やWebサイトに行かなくても買えるのです。

また、商品説明を動画でもできるので、文字や写真よりも詳細な情報を伝えられます。
ライブ発信をして商品やサービスを売る人達もいます。
メリット4.購入意欲を高められる
インスタグラムは、写真や動画で商品やサービスを紹介できるため、消費者に視覚的に購買意欲を訴えることができます。
さらに、先ほど紹介したショッピング機能があるので、気になったらそのまま購入できてユーザーにとっては便利です。
メリット5.企業のブランディング力がアップする
インスタグラムは統一した写真や動画を投稿することで、アカウントの色やキャラクターを示せます。
「この企業はこんな商品を売っているんだ」というのを消費者にイメージしてもらえます。
そうすることで、他の企業と差別化したり認知力を上げたりしてブランディング力を上げられるのです。
インスタグラムマーケティングの注意点
ここまでは、インスタグラムマーケティングのメリットを解説しました。
ここからは、インスタグラムマーケティングをするうえでの注意点を解説します。
拡散力が少ない
インスタグラムはTwitterのようなリツイート機能がないため拡散力に欠けるSNSです。
「リポスト」というリツイートに近い機能はありますが、別のアプリを導入しなくてはいけないため手軽にはできません。
そのため、ハッシュタグ機能を上手く使ってユーザーに見つけてもらう必要があります。
ハッシュタグ機能とは、「#〇〇」のように投稿すると、ハッシュタグをつけた名称のアカウントを探せます。
ハッシュタグから検索することを「タグる」と呼び、インスタグラムの文化になっています。

ユーザーが検索しそうなタグや独自のタグを作って検索してもらえるようになると拡散力が上がるでしょう。
アカウントが伸びるまでに時間がかかる
SNS全般にいえることですが、フォロワーが増えるには時間がかかります。
知名度が低い企業や新規参入した企業であればなおさらです。
そのため、根気よく続ける必要があります。
上手くチーム化したりインスタグラムの担当者がいたりすると、継続しやすいでしょう。
インスタグラムマーケティングが成功した事例
ここからは、実際にインスタグラムマーケティングで成功した事例を解説します。
どの企業や地域も上手くインスタグラムを活用していて参考になるのではないでしょうか。
「古着女子」を運営する株式会社yutori
一つ目は、株式会社yutoriが運営するインスタグラムアカウント「古着女子」です。
古着女子は、古着を投稿しているユーザーにリポストを許可してもらい、古着のコーディネートや商品を紹介する投稿を増やしていきました。
そうしてアカウントの世界観を整えていき、アカウント開設から8ヶ月で13万フォロワーを獲得し、2022年現在では、24万人にまで伸びました。
さらに、「フルジョ」タグを作り、ユーザーを巻き込んだアカウント設計になっています。
リポストをしてもらいたい人は「フルジョ」のタグを付けて、古着を検索する人は「フルジョ」で検索して認知力を拡大していきました。

ストーリーでは、「今週のおすすめ」や「週間ランキング」を紹介して、フォローしてくれた人にも価値提供を続けています。
「タビジョ」を運営するHIS
続いて「タビジョ」を運営するHISです。
HISもハッシュタグをうまく活用し、旅行好きの20〜30代の女性に人気のアカウントとなっています。
「タビジョ」というハッシュタグをつけたユーザーの写真をリポストで取り上げるという戦略です。
HISのブランド力もあり、現在では8万人以上のフォロワーが存在しています。
インスタグラムで認知力を拡大し、その後インスタ映えをするようなスポットを巡る「タビジョツアー」というパッケージツアーを作り、リアルビジネスにつなげる動きをしています。
HISのインスタグラム担当者は、「タビジョのハッシュタグ投稿が増えるのには6ヶ月近くかかった」と言っています。
ユーザーがタビジョのハッシュタグをつけるメリットが明確になるまでは信頼を得るのはむずかしかったようです。
地域活性化を目指す岐阜県
最後は岐阜県下呂市の公式インスタグラムです。
下呂市は「#gerostagram」というハッシュタグを付けてフォトコンテストのPRをしました。
その結果、3ヶ月の開催期間に2000件以上の投稿を集めることに成功。
下呂市は、インスタグラム上でコンテスト作品を集めて、下呂市を知らない人たちに認知してもらえるきっかけを作りました。

ユーザーを巻き込んでコンテストやキャンペーンをPRをする方法は、知名度を上げるヒントになるかもしれません。
インスタグラムマーケティングを実践して認知度を上げていきましょう
インスタグラムマーケティングの始め方やメリットデメリットを解説しました。
インスタグラムマーケティングの特徴は以下です。
- インスタグラムは広告の露出度が高い
- 世界観をつくりブランディング力を上げられる
- 継続的に投稿することが重要
- ユーザーを巻き込む企画を考えるとフォロワーが増えていく
インスタグラムは、ファンとコミュニケーションを取ることで認知力やブランド力が上がっていきます。
ぜひ、ポイントを理解したうえで実践してみてください。