この記事でわかること
- 副業フリーランスの基礎知識
- 副業フリーランスの注意点
- 副業フリーランスのメリット
働き方改革の推進や終身雇用の崩壊のニュースが話題となり、副業やフリーランスが注目を集めています。
今まさに副業フリーランスの活動を検討されている方もいるかもしれません。
変化の激しい現代において、会社以外からの副収入は重要です。
仮に、会社が不安定な状態になっても、セーフティネットの役割を果たします。
「もっと収入を上げたい」「会社に捉われない働き方をしたい」と考えている人には重要な内容をお伝えします。
ぜひ参考にしてみてください。
2021年の卒業生アンケートでサポート満足率94%を獲得し、多数メディアでオススメスクール第1位を獲得。
副業とフリーランスとは【基礎知識】
まず、「副業やフリーランスとは何?」と思われている方に向けて以下を解説します。
- 副業とは
- フリーランスとは
- 副業フリーランスとは
それぞれ順番にみていきましょう。
副業とは勤務時間外に本業とは関係のない事業のこと
厚生労働省によると、兼業・副業とは勤務時間外において、他の会社等の業務に従事することができます。(引用:副業・兼業に関するガイドライン|厚生労働省)
業務上の秘密漏えいや、競合により自社の利益が脅かされるような事業でなければ、社員は勤務時間外に働くのを副業と呼びます。
フリーランスとは個人で事業を請け負っている人
フリーランスとは、個人で事業を請け負っている人のことです。
例えば、Webサイト制作ができる場合、個人や企業から依頼された業務を行います。
複数のクリエイターの中から選ばれて報酬が得られるコンペ形式や、企業と直接契約をする業務委託契約などがあります。

報酬に波がありますが、働く時間や場所を選べるのが大きな特徴です。
副業フリーランスとは終業後や休日に事業活動をしている人
副業フリーランスとは、会社員をしながら、終業後や休日の時間を活用して個人で何らかの事業活動をしている人のことです。
例えば、以下のような事業があります。
- Webデザイナー
- Webライター
- 動画編集
- 物販
他にも、休日のみ店舗を営業してパン屋やラーメン屋さんを営業する方もいます。
「週末起業」とも呼ばれていますね。
副業フリーランスが気をつけるべき3つの注意点
ここからは、副業フリーランスを始めるうえでの注意点を解説します。
重要なポイントなので、副業フリーランスを検討している方は気をつけてみてください。
注意点1.時間管理がむずかしい
副業フリーランスは時間管理が大変です。
帰宅後に作業や勉強を始めたり、家族・友人との時間をけずったりして個人事業を進めていかなければいけません。
時には疲れて帰ってくる日もあるでしょう。
遊びの予定を断らなければいけないことも。

副業フリーランスは、スキマ時間や休日をうまく活用していくのが重要です。
注意点2.副業バレのリスクがある
副業がバレてしまう可能性もあります。
社会全体では、副業が認められてきていますが、まだまだきびしい企業もあります。
バレてしまうと、会社規定に違反したとして罰則やひどい場合には解雇されてしまう場合も。
実際には副業がバレてしまうケースはほとんどありません。
ただ、一定のリスクを背負う必要があります。
注意点3.人によっては副業ができないことも
勤めている場所によってはそもそも副業ができない場合もあります。
公務員は、公務員法によって副業が禁止されています。
公務員の副業がなぜダメなのでしょうか。
「公務員が国民全体の奉仕者として、職務の公正や中立性を要求されているからです。特定の業種に利益を与えていると疑われるのは大きなマイナスです。国民に対して義務の履行を求める立場として、信頼を失うわけにはいきません」(引用:
弁護士の高島秀之氏はこう言われています。
国民の税金から給与を受け取っているため、他事業から報酬を得るのは信用問題につながります。
「公務員も副業をしましょう」とは大きな声で言えないのが現状です。
副業フリーランスのメリット3選
副業フリーランスの注意点を解説しましたが、メリットもあります。
メリットは主に以下の通りです。
- 生活を安定させながら別の収入源を作れる
- 自由な働き方ができる可能性がある
- 会社以外のコミュニティが作れる
それぞれ特徴をみていきましょう。
メリット1.生活を安定させながら別の収入源を作れる
副業フリーランスは、本業の収入を確保しながら、別の収入源を得られるのが強みです。
すでに結婚されている方や子供がいる方で、本業を辞めるのにリスクがある方もいるでしょう。
また、思い切って独立するも、収入が少なかったり貯金が目減りしたりする状況に不安を抱えてしまうような方にとって、副業フリーランスは最善策です。
両立は大変ですが、上手くいけば本業以上の月収を稼げる可能性もあるため、挑戦する価値は高いでしょう。
メリット2.自由な働き方ができる可能性がある
副業で成果を出して、本業以上の月収を稼げれば独立も可能です。
会社以外からの収入があれば、自由度の高い生活が送れるでしょう。
- 働く時間が選べる
- 働く場所が選べる
- 働く人が選べる
以上のような状況は会社員では難しいです。

「将来は自由に生活をしたい」と考えている方に副業はオススメです。
メリット3.会社以外のコミュニティが作れる
副業をしていると、会社以外のコミュニティで知り合いができます。
会社では副業の話ができないような方も、オンラインサロンやSNSを活用して、副業をしている方達とつながりがあれば話題を共有できます。
コミュニティから仕事につながるケースも珍しくありません。
また、会社以外のコミュニティは、副業を継続するエネルギーに変化します。
一人で頑張り続けるの大変です。
モチベーションを維持するためにも、励まし合えるコミュニティが必要です。
コミュニティのような集まりが苦手な方はSNSで「今日やること」や成果を報告するだけでも違います。
同じ副業をしている方達からリアクションがもらえるはずです。
コミュニティを活用して、ぜひ副業を継続していただきたいです。
副業フリーランスになる前に知っておくと良い3つのポイント
副業フリーランスのメリットを解説しました。
「これから副業を始めたい」と考えていたら、3つのポイントを押さえてみてください。
具体的には以下の通りです。
- 税や会計の知識
- セルフマネジメントを行う
- 思考術を学んでおく
それぞれ解説します。
ポイント1.税や会計の知識
個人事業主になると、確定申告が必要です。
会社がやってくれている税金や保険の手続きを自分で行うからです。
そのため、税金や会計の知識を身につけておくと良いでしょう。
オススメは、簿記やファイナンシャルプランナーといったお金の知識が身につく資格の取得です。
しかし、働きながら資格の取得は大変ですよね。
資格の取得が難しい方は、簿記系YouTuber・ふくしままさゆきさんの動画や税理士の大河内薫さんの動画がオススメです。
税金や確定申告の知識をわかりやすく解説してくれています。
ポイント2.セルフマネジメントを行う
副業フリーランスにとって大事なセルフマネジメントは以下です。
- 体調
- 時間
それぞれ解説します。
体調管理をする
本業と副業を両立しなくてはいけないですが、体調管理には気をつけましょう。
忙しくするあまり、極端な睡眠不足や栄養の偏りによって体調を崩してしまうと、副業だけでなく本業にも影響が出ます。
- 寝る時間を決める
- 栄養を意識した食事を摂る
以上のような対策をして体調管理していきましょう。
また、こころの調整も体調管理の一つです。
個人事業をしていると、良い面も悪い面も全て自分に返ってきます。
時には、お客さんからクレームやトラブルに対応しなくてはいけません。
また、周りの成果を出している人と比べてしまうときもあるでしょう。

不安になったり焦ったりする気持ちが生まれますが、副業フリーランスは本業でカバーできるのが良い点です。
副業はゆっくり育てていくのが上手くいく特徴です。
時間管理をする
副業の作業時間の記録をとるのがオススメです。
記録を取ることで、作業時間を明確にして副業の時間を確保できます。
また、スケジュールを作成し、副業に費やす時間を決めておきましょう。
取り組んでいる副業によっては納期があるため、スケジュール管理は重要です。
「時間管理も仕事のうち」という意識でぜひ取り組んでみてください。
ポイント3.思考術を学んでおく
事業を続けていくと、答えのない問題に直面します。
そんな副業フリーランスに必須なのが思考術。
具体的には以下の通りです。
- 仮説を立てて考える「仮説思考」
- あえて批判的に考える「クリティカルシンキング」
- 誰も考えないような思考をする「ラテラルシンキング」
思考術は、前に進んでいくうえで重要です。
ぜひ、覚えてみてください。
副業フリーランスに関するQ&A
ここからは、副業フリーランスに関するよくある質問に答えていきます。
Q .どのタイミングで副業から本業にシフトすればいい?
A .基本的には副業の収入が本業の収入を超えてからがオススメです。
「今すぐ仕事を辞めたい」と考えている方は、生活防衛資金を貯めておくと良いでしょう。
生活防衛資金とは、給料が払われなくても生活ができるくらいの貯金がある状態を指します。
年齢や家族構成によって変わりますが、一般的には生活費の1〜3年分が目安です。
Q .どんな副業がオススメ?
A .あなたがやってみたい副業がベストですが、ITスキルを活かした副業がオススメです。
低コストですぐに始められて、失敗しても大きな借金を抱えなくてすみます。
具体的には以下の通りです。
- Webデザイナー
- Webライター
- ブログ
- 動画編集
Q .副業収入が20万円以上でなければ確定申告しなくていいの?
A .20万円以内でも副収入を得ているなら確定申告が必要です。
20万円以内だと所得税の申告は必要ありません。
しかし、住民税の申告は必要です。
注意しましょう。
副業フリーランスを始めて理想的な働き方を目指しましょう
副業フリーランスや副業フリーランスの注意点・メリットを解説しました。
ポイントは以下です。
- 副業フリーランスは本業がありつつ何らかの事業をしている状態
- 副業フリーランスはセルフマネジメントが必要
- 副業フリーランスがきっかけで独立できる可能性がある
- 副業フリーランスになる前に税金の知識を身につけておく
今回の内容を参考に、副業フリーランスをスタートするきっかけになれば幸いです。