この記事でわかること
- ノマドワーカーとしての働き方
- ノマドワークに向いている人
- ノマドワークに必要なスキル
- ノマドワークを始める前に準備する物
ノマドワーカーとして会社に縛られずに働きたいと考えている方は多いのではないでしょうか?
しかし何から始めればいいかわからないですよね。
そこで本記事では、ノマドワークが実現できる仕事を7つ紹介します。
ノマドワークのメリット・デメリットや向いている人の特徴だけではなく、ノマドワークを始める前に必要な物もわかります。
最後まで読めば、すぐにノマドワークを実現できるので、ぜひ参考にしてみてください。
ノマドワーカーとは?フリーランスとの違い
ノマドとはフランス語で「遊牧民」を意味する言葉です。
その語源から派生して特定のオフィスを持たずに場所や時間に捉われない働き方をしている人を「ノマドワーカー」と呼びます。
ノマドワーカーとフリーランスは同じ意味合いで考えられていることがありますが、フリーランスは個人で会社と契約をしている雇用形態の一つで個人事業主と同義で説明されることもあります。
ときどき、フリーランス=ノマドワーカーと思っている方がいますが、フリーランスとして働いていても会社に勤務していて場所に依存している場合は、ノマドワーカーとは呼びません。
会社員でも働く場所を選ばない場合はノマドワーカーと言えます。
ノマドワークが実現できる仕事7種類
ノマドワーカーを実現できる仕事を7種類紹介します。
具体的には以下のとおりです。
- Webライター
- ブロガー・アフィリエイター
- Webデザイナー
- エンジニア
- YouTuber
- 経営者
- 動画編集者
それぞれ具体的に解説します。
1.Webライター
Webライターとは、企業のWebメディアや個人のブログの記事を執筆する仕事です。
コラムの執筆や通販サイトの紹介文・インタビューを記事化するなどの仕事があります。
パソコン1台と文章作成をするスキルがあれば、どこでも働けるのが魅力の一つです。
ブロガー・アフィリエイター
ブロガーやアフィリエイターもノマドワーカーと言えるでしょう。
ブロガーとWebライターの大きな違いは、自分の考えや身の回りで起きたことなどを主観的な視点で執筆し、それをWebサイトに上げるところです。
アフィリエイターとはブログ内で商品やサービスを紹介し、売れた収入で生活しているブロガーのことです。
ブロガーとアフィリエイターが大きく住み分けられている訳ではなく、ブログをやっている人でもアフィリエイトをやることはあります。
Webデザイナー
Webデザイナーとは、企業や個人からWebサイトやWeb広告の制作を請け負う仕事です。
Web制作に必要な言語や編集ソフトを使用し制作していきます。
Webサイトのデザインといったオンラインの仕事だけではなく、ポスターや名刺の作成などオフラインで使用する作品も作ります。
エンジニア
エンジニアは、プログラム言語を使用してプログラムを組み、コンピューター内部の設計や構築をするのが主な仕事です。
Webサイトの設計やアプリの制作し、実際にユーザーが使用できるのかを試したりバグがあれば修正したりします。
プログラミング言語は、世界共通語なのでスキルを身につければ世界中が職場となるので、海外就職も実現できます。
YouTuber
YouTuberは、YouTube上に動画をアップしその収益で生活している方々です。
再生数やチャンネル登録者数が収入に影響します。
動画は一度作ってしまえば、再生されることで自身が稼働しなくても収入になるので、ノマド生活が実現できる仕事です。
翻訳家
翻訳家は、外国語で書かれた文章を依頼された文章に訳すのが主な仕事です。
日本で読まれる文章を翻訳するなら外国語から日本語に変換します。
小説やビジネス書だけではなく、通販サイトの文章を訳すこともあります。
経営者
事業を経営している経営者もノマドワークが実現できます。
社員を雇用し業務を仕組み化すれば、どこに住んでいても働けるからです。
Zoomを使用したWeb会議やチャットツールを使用したメールのやり取りで完結すれば、オフィスにいる必要もありません。
動画編集者
動画編集は、YouTubeや企業のCM動画を編集し収入を得る仕事です。
パソコンと動画編集ソフトさえあれば、場所や時間を選ばずに働くことが可能です。
近年の動画市場が拡大して生まれた新しい仕事ですがノマドワーカーとして働いている方はたくさんいます。
ノマドワークはどこで仕事を探す?
「ノマドをしたいけどどこから仕事を得るの?」と思う方もいるでしょう。
ここからは、ノマドワークを実現するための仕事を獲得する場所を紹介します。
クラウドソーシングサイト
クラウドソーシングサイトとは、仕事の受発注ができるマッチングサービスのことです。
仕事を依頼したい企業や個人の方が候補者を募集し、そこに提案文を送り採用されることで仕事を受注できます。
おすすめのクラウドソーシングサイトは以下のとおりです。
- ランサーズ
- クラウドワークス
- ココナラ
クラウドソーシングサービスに登録し、安定して仕事が獲得できるようになれば、ノマドワワークが実現できます。
企業と直接取引
企業と直接契約することで、収入を得る方法もあります。
企業のWebページのお問い合わせから提案文を送り、採用されればフリーランスとして働くことができます。
基本的に企業とのやり取りはWebツールを使用するので、場所や時間を問わずに働けます。
コンテンツ制作
クラウドソーシングサイトや企業との直接契約が軌道に乗り、一定の成果が出たらコンテンツを販売して収入を得るのもいいでしょう。
代表的なコンテンツ制作は以下のとおりです。
- ブログ制作
- YouTube
- Kindle出版
一度作れば自分が動かずとも収入を得る仕組みができます。
ただし、目に見える実績がなければ購入者に信頼してもらえないので、まずはノマドワークが実現できる仕事で成果を出すことをおすすめします。
ノマドワーカーのメリット2つ
ここからはノマドワーカーのメリットを解説します。
- 働く時間や場所を選ばない
- 人間関係で悩むことが少ない
それぞれ具体的にみていきましょう。
働く時間や場所を選ばない
ノマドのメリットは、働く時間や場所を選ばない点です。
特定のオフィスなどを持たずにパソコン1台で仕事ができるので、カフェや旅行先などで何時から作業をしても問題ありません。
場所を問わないので、旅をしながら稼ぐという生活も実現できます。
人間関係で悩むことが少ない
ノマドワーカーは、基本的に自ら仕事を取りに行くので働く相手を選ぶことができます。
「この仕事相手はちょっと合わないかも」と感じたら距離を置けます。
企業に勤めているノマドワーカーも出勤する機会が減るので、一般的な会社員に比べたら人間関係のストレスで悩むことは少ないでしょう。
ノマドワーカーのデメリット2つ
ノマドワーカーのデメリットを2つ紹介します。
- セキュリティには注意が必要
- 移動が大変
それぞれ順番に解説します。
セキュリティに注意が必要
ノマドワーカーはパソコンやスマホのセキュリティに細心の注意をする必要があります。
カフェなどのフリーWi-Fiは、通信内容が暗号化されていないので閲覧しているWebサイトやメールの情報を第三者に盗まれることがあるからです。
その結果パスワードが盗まれたりウィルスに感染したりといった攻撃を受けることもあります。
対策としては、フリーWi-Fiにつながずにスマホとリンク付けるテザリングを行う方法やVPNといった仮想のネットワーク環境を設定するなどをして情報漏洩を防ぎましょう。
移動が大変
色々な場所へ移動するノマドワークは移動で疲れることもあるのでしょう。
仕事の納期があれば、疲れていても働かなくてはいけません。
また、定住しないからこそのストレスもあります。
家という落ち着く場所がないことからのノマドを辞める方もいます。
移動の負担が大きいのはノマドワークのデメリットといえるでしょう。
ノマドワークに向いている人の特徴
ノマドワークが向いている人は以下の特徴があります。
- 変化を楽しめる
- 目的が明確
- 失敗から学ぶ
それぞれ具体的にみていきましょう。
変化を楽しめる
変化が楽しめる人はノマドに向いています。
やってみたことのない仕事に挑戦したり現地で起きたトラブルに対応したりと思ってもいないことが起きるからです。
臨機応変に対応する力が求められるので、そのような状況を楽しめる方はノマドワークをストレスに感じることは少ないでしょう。
目的が明確
どのような方法で収入を得ていくかといった明確な目的がある方はノマドに向いています。
収入を得るまでに獲得するスキルや、働くプランを逆算して考えていく必要があるからです。
またノマドをしながら「何をしたいのか」が言語化できているといいでしょう。
たとえば世界中を旅して働きながら将来のビジネスアイデアを蓄積したいといった個人的な目的があると、ノマドは続けやすいです。
失敗から学ぶ
個人で仕事をしたり移動をしながら働いていたりすると、失敗をすることもあります。
その都度反省をするのは大切ですが、そこから学び次に活かすことも大切です。
とくに旅をしながら働いていると頼れる存在の人が周りにいないので、自分で立ち直らなくてはいけません。
辛いときもありますが、失敗から学ぶ姿勢を持っておきましょう。
ノマドワークに向いていない人の特徴
ノマドワークに向いていない人の特徴は以下のとおりです。
- 保守的
- 自己管理が苦手
順番に解説します。
保守的
行動をするのに保守的な人がノマドワークをするのはむずかしいでしょう。
個人で働いていると自分で考えて判断する機会は多いので、自分で行動していく力が必要です。
またクライアントから新しい仕事に挑戦する機会をもらえても保守的だとチャンスを逃してしまいます。
何事にも主体的に取り組む必要があります。
自己管理が苦手
会社のように出勤する場所がないので、自己管理をする必要があります。
WebライターやWebデザイナーのようなクライアントがいる仕事をしている場合、納期までに成果物を提出しなくてはいけません。
時間にルーズだったりスケジュール管理が苦手だったりする方は、ノマドワークには向いていないでしょう。
ノマドワークに必要な持ち物
ノマドワークに必要な持ち物は以下のとおりです。
- パソコン
- SIMフリーのスマホ
- ポケットWi-Fi
- 海外保険
- その他ツール
必要最低限「これがあれば大丈夫」というのをまとめました。
ぜひ参考にしてみてください。
パソコン
ノマドワーカーにはパソコンは必須です。
成果物を作ったりクライアントとやり取りをしたりするために使うので、スペックの高いパソコンを用意しましょう。
SIMフリーのスマホ
SIMフリーのスマホであれば、現地のSIMカードを購入して使用することができます。
安い通話料で通信環境も問題なく使えます。
海外でSIMカードだけ購入して利用するのがおすすめです。
ポケットWi-Fi
ポケットWi-Fiを持っておけば、どこでもネット環境を構築できます。
ただ海外のカフェなどには、フリーWi-Fiが完備されている所がほとんどです。
ネット環境がない場所で働くときのために用意しておくと便利です。
海外保険
海外保険に入っておくのもおすすめです。
海内では日本の保険は適応でされず、万が一ケガなどをしたときに海外保険に入っていないと高額請求をされることがあるからです。
日本で加入しておくか、現地の海外保険に加入するか検討してみてください。
また海外で使用する予定のクレジットカードに付帯されているケースがあるので、確認しておきましょう。
その他ツール
ノマドワークはチャットでのやり取りが多いので
- Chartwork
- Slack
上記のような仕事で使用するチャットツールを準備しておくと、スムーズに仕事ができます。
その他にもオンライン会議のためのzoomや、個人事業主として働く方はマネーフォワードのような確定申告や帳簿ができるツールも必要です。
ノマドになる前にやっておくと良いこと
いざノマドワークを始めようと思ってもこれから紹介することをやっておかないと、実現するのはむずかしいでしょう。
準備を整えるためにも、ぜひ確認しておいてください。
スキルを身につける
ノマドワーカーは専門的なスキルを持って働いている方がほとんどです。
ノマドワークを始める前に、Webデザイナーやエンジニアなどの特化したスキルを持っておくといいでしょう。
副業をしてそのスキルで稼ぐ経験をしておくのもおすすめです。
現地に行ったらすぐに仕事を始められる状況を作っておくと、お金の不安を少なくして働けます。
生活防衛資金を貯める
生活防衛資金とは、一定期間収入がなくなったり減ったりしたときのために生活費を払うためのお金です。
とくに個人事業主として働くノマドワーカーは、仕事を獲得するまで収入が不安定になりがちなので、生活費の一年分くらいの資金があると良いでしょう。
旅の途中で急な出費に見舞われることもあるので、少し余裕を持って準備しておくのをおすすめします。
開業届を提出する
個人事業主として働く場合は、国税庁によると事業を始める1ヶ月以内に開業届を提出する必要があります。
開業届を提出するときに青色申告という手続きをしておけば高い節税効果も得られます。
「freee」というソフトを使用すれば10分程度で提出できるので、ぜひ活用ください。
ノマドワークを実践して自由な働き方をしましょう!
スキルやツールなど必要なものを準備すれば、ノマドワークは実現できます。
「スキルを身につけてパソコン1台で働きたい」や「海外で働きながら生活したい」と考えている方はぜひ参考にしてみてください。
この記事でわかること
- ノマドワークは場所や時間を選ばない働き方ができる
- 自己責任で好奇心を持って取り組める方はノマド向き
- 必要なツールやスキルを事前に磨いておく