- 「Webデザイナーでもマーケティングができた方がいい?」
- 「Webデザイナーに必要なマーケティングの知識は?」
- 「Webデザイナーのマーケティングの活かし方は?」
WebデザイナーにもWebマーケティングの知識が必要だと考えている方がいるかと思います。
結論からいうと、WebデザイナーもWebマーケティングを学ぶべきです。
本記事では、WebデザイナーがWebマーケティングを学ぶための理由や、学ぶときに気をつけることを解説します。
記事後半では、Webマーケティングの学び方も解説するのでぜひ参考にしてみてください。
WebデザイナーとWebマーケターの基礎知識
まず、WebデザイナーとWebマーケターについて解説します。
WebデザイナーとWebマーケターの違いを理解することで仕事内容もわかってきます。
それぞれの特徴を具体的にみていきましょう。
Webデザイナーとは
Webデザイナーとは、Webサイトやホームページを構築し、デザインする仕事のことです。
クライアントから要望をヒアリングし、どのようなサイト設計にするのか、どのようなデザインにするのかを考えていきます。
1人でサイト構築からデザインまでやる方もいれば、設計とデザインを分けてやっている方もいます。
副業ブームもあり、パソコン1台ですぐに始められるので人気の職業です。
Webマーケターとは
Webマーケターとは、Webサイトやホームページの集客を考える仕事のことです。
最近では、TwitterやInstagramのようなSNSを活用した集客方法を考えるのも、Webマーケターの仕事のひとつです。
クライアントの事業やサービスをWeb上でどのように認知を広められるかを考え、顧客がどのような心理で商品・サービスを購入するかを理解する必要があります。
Webデザイナーにはマーケティングが必須な理由
Webデザイナーにもマーケティングの知識が必要といわれています。
理由は以下のとおりです。
- Webサイトには改善が必要
- クライアントに提案できる
- 収入アップにつながる
それぞれ具体的にみていきましょう。
Webサイトには改善が必要
Webサイトは常に改善が必要です。
データを収集して、顧客がどのように商品を購入するのか確認したり顧客の満足度を理解したりするためです。
改善しては実行を繰り返し、次の施策に活かしていくというサイクルを作っていきます。
クライアントに提案できる
Webデザイナーにマーケティングの知識があることで、クライアントに集客方法を提案できます。
多くのクライアントが、Webサイトやホームページを作る理由として考えられるのは集客をしたいからです。
クライアントが悩んでいる集客の課題をWebデザイナーがサポートすることで、継続的にお仕事をもらえることもあるでしょう。
知識を活かしたり商流を上げたりすることで収入アップにもつながる
Webマーケティングの知識を活かしてクライアントに提案した結果、Webサイトやホームページの収益が上がることもあるでしょう。
すると、報酬も上げてくれるクライアントの方もいるはずです。
また、WebデザイナーとWebマーケティングの知識を使い、Webディレクターの道に進むこともできます。
Webディレクターとは、クライアントのWebサイトやホームページの企画から制作までを担当する仕事です。
Webデザイナーの進捗管理をすることもあります。
プロジェクトリーダーのような立場なので、収入が大きく増えます。
Webデザイナーに必要なマーケティングの知識
WebデザイナーにはどのようなWebマーケティングの知識が必要なのでしょうか。
Webマーケティングといっても幅は広いので、今回はWebマーケティングに必要な知識を2つ解説します。
ぜひ、参考にしてみてください。
SEOの知識
SEOの知識はWebデザイナーがマーケティングを学ぶには必要なスキルです。
SEOとはSearch Engine Optimizationの略で「検索エンジン最適化」といわれています。
Webサイトやホームページの検索表示で、上位を取ることを目的とした集客方法です。
SEOのメリットは、広告費をかけずに多くの人の目に留まれるので、実践している企業は多いです。
WebデザイナーにSEOの知識があると、制作したWebサイトやホームページのマーケティング施策をすぐに実行できます。
コピーライティングの知識
コピーライティングとは、人間の心理や感情を動かす文章を書くことです。
コピーライティングは、マーケティングに大きな影響を与えます。
人間は感情的な生き物なので、商品やサービスを購入してもらうためには、人の心を動かす必要があります。
Webデザイナーがコピーライティングを学べば、Webサイトやホームページの適切な場所に顧客の心理を動かす文章を挿入できるでしょう。
Webマーケティングをするときに必要なこと
「Webマーケティングが必要だとはわかったけど、どのように学べばいいかわからない」という方もいるでしょう。
ここからは、実際にWebマーケティングを実践するときに必要なことを解説します。
Webマーケティングに必要な内容を学び、すぐに実践してみてください。
ペルソナを設定する
ペルソナとは、想定した顧客やユーザーのことです。
ペルソナを設定することで、クライアントが集客したい顧客をしぼり込むことができます。
商品・サービスを購入する人物像がイメージできていると、その人たちが求めている情報を届けられるからです。
ペルソナは、以下のように架空の人物を作り上げて設定していきます。
- 年齢
- 性別
- 職業
- 性格
- 家族構成
- 価値観
これらの項目に、クライアントが集めたい顧客やユーザーのイメージを当てはめていくかたちです。
ユーザー目線に立ちベネフィットを考える
ユーザー目線に立って、ベネフィットを考えてみるのもいいでしょう。
ベネフィットとは利益のことで、顧客やユーザーにとっての利益とは「商品やサービスを買って何を達成できるか」です。
物の機能的な価値だけでなく、感情的な価値も届ける必要があります。
たとえば、「夏までに早く痩せたい」と考えている人のためにダイエット商品を紹介するとします。
A「このダイエット商品を使うと1ヶ月で-5kg痩せられます」
B「このダイエット商品は1ヶ月で-5kgまで痩せられるので、夏までに間に合い、ビーチでは人気者に」
Aは機能的な価値の紹介ですが、Bは「早く痩せたい」という人の心理を読み解き、「痩せればモテるかもしれない」という潜在的な欲求に向けた文章にしています。
ペルソナを明確にすると、このようにユーザー目線に立ったベネフィットを提示できます。
アウトプットを重ねる
マーケティングスキルを磨くには、とにかくアウトプットが重要です。
そのためにも、ブログやSNSなどで発信をしてみるのもひとつの練習方法でしょう。
あなたの発信内容にどのような人が共感してくれているのかを確認できるツールです。
試行錯誤することで、実践のマーケティングの場でも、クライアントが求めている顧客やユーザーのニーズを満たしたプロダクトが作れるのではないでしょうか。
WebデザイナーはWebマーケティングも学んでいこう
WebデザイナーがWebマーケティングを学ぶことで、クライアントの利益に大きく貢献できます。
売上に貢献できるデザイナーになると、市場価値を上げることもできるでしょう。
では、最後にまとめです。
- WebデザイナーもWebマーケティングを学ぶ価値がある
- サイトやホームページの改善にマーケティングの知識は必須
- クライアントに提案できる
- 収入アップにつながる
Webデザイナーを目指している方は、ぜひマーケティングを学んでみてください。